
床面上では、UV硬化装置によって処理速度が向上していますが、ツールやインクタンク、触れる部分の微生物汚染が問題となり、処理速度が低下することがあります。私たちはIndustrial 4.0を念頭に置き、光エネルギーを徹底的に検討しました。その結果、USBで動作するミニUVC殺菌ランプが開発されました。これにより、ラックの配線を変更したり、処理ラインを停止させることなく、簡単に消毒が可能になります。
このランプの内部構造は次のようになっています。ランプは低圧水銀蒸気を利用し、254nmの光を放出して細菌を殺菌します。さらに、石英製のケースや二色反射板を組み合わせることで、最適な照射量が得られます。照射強度はステンレス、ガラス、プラスチックなどの表面消毒に適しており、何千回もの使用に耐えられます。コンパクトなサイズと5V USB接続により、ベンチステーションやモバイルキャリア、PLC制御の消毒ステーションとも互換性があります。
なぜUVオフセット印刷、フレキソ印刷、スクリーン印刷の現場で重宝されるのかというと、インクタンクやアニロックロール、スクイージー、硬化用シャッターなど、重要な部品の周辺を常に清潔に保つ必要があるからです。ミニUVCを使えば、ピンホールや魚眼状の欠陥、接着不良といった問題を引き起こす微生物を迅速に排除でき、結果としてスクラップや再作業が減ります。また、熱ではなくUVを使用するため、インクの粘度が上がったり、基材の温度が規定外になったりする心配もありません。
ただし、UVC照射には注意が必要です。インターロック機能や適切な遮蔽、PPEの使用が不可欠です。また、一部のポリマーや光学コーティングは長時間の暴露によって劣化する可能性があるため、材料の互換性も確認する必要があります。一貫した結果を得るためには、放射照度計で確認された適切な照射プロトコルを用い、石英製のケースを常に清潔に保つことが大切です。