
膨張を防ぐ:適切なIR加熱の仕方
一度、缶を開けてみると、中の内容物が膨らんでいることがありますよね。それは本当に困ったことです。通常、その原因はシール部分の問題です。もし、硬化処理の際にシール材が十分に柔らかくならなければ、漏れが発生します。 多くの人は、単により多くの電力が必要だと思っています。しかし、実際にはそうではありません。真の原因は、IRランプの配置にあるのです。ラッカーの一部が十分な熱を受けないと、シール材は硬いままで、シールが成立しません。
シール性能を確保するためには
製品のロスを防ぐためには、缶の隅々まで均等に熱が行き渡る必要があります。 短波長の赤外線ランプは、ラッカー層を素早く貫通するので優れています。しかし、重要なのはその配置方法です。もしランプの長さが異なったり、不均等に配置されていると、「ストライピング」という現象が起こります。つまり、一方の部分は焼けてしまい、別の部分はほとんど温まらないのです。 わずか10%のずれでも、シール性能は大幅に低下します。シール材が最適な温度に達し、しっかりと密閉されるようにする必要があります。
電力と熱のバランス
高出力のクォーツチューブは、生産効率を上げるのに有効です。しかし、注意点もあります。 狭い空間に多くのキロワット数の電力を投入すると、ラッカーが焼けてしまう可能性があります。送り速度と投入する電力のバランスをうまく取る必要があります。 また、高出力のランプを使う場合は、冷却も忘れてはいけません。もしシステムが周囲の熱を処理できなければ、ランプは早期に破損してしまいます。
スクラップを減らす
乾燥槽内で何が起こっているのかを推測するのは、非常に面倒なことです。 古くなったランプを、精度の高いIRランプに交換すれば、推測の必要はなくなります。すべてが予測可能になります。熱分布が均一で安定していれば、シール材も均等に柔らかくなり、シールが成立し、膨張も止まります。 そうすれば、スクラップ率も下がり、安心して作業できます。